大手水処理装置メーカーの製品製造や、1970年に開催された大阪万博のジェットコースター建造など、叔父が経営する大阪の鉄工所で技術者として仕事を学んだところから、キャリアをスタートさせました。
培った技術をもって神戸製鋼加古川製鉄所の1号高炉、2号高炉建設の際、高炉の冷却装置と配管の設置に携わりました。当時は今ほど機械や設備が整っておらず、何をするにも人海戦術となり、私も多くの職人を率い仕事にあたりました。ここで仕事を共にした仲間と作った会社が福田工業です。創業の理由は仕事をいっしょにしてきた職人仲間たちの生活を良くしたいという想いからです。
私たちの仕事は日本のものづくりの要である各種プラントの運転や、水処理施設の設備メンテナンスなど生活インフラを支える重要なものでした。良い仕事をすれば、お客様に喜ばれ信頼に繋がり、さらに多くの仕事をいただくことで社員の生活も安定する。良い仕事を数多く積み重ねることで結果的に社会への貢献となる。この好循環が当社の経営理念になります。
時代の移り変わりによって、仕事も変化していきます。安定して仕事を得るためには会社も柔軟に変化し、対応していく必要があります。とはいえ、人は急に変われるものではありません。これまで培った技術を活かし、着実な成長を目指す。そこで始めたのが、鉄骨工事業であり、タイヤ洗浄機のレンタル・販売事業です。
鉄骨工事業は今や当社の主力事業であり、タイヤ洗浄機のレンタル・販売事業はお客様から継続してお取り引きいただいています。さらに鋼材の加工や、製品の改良・メンテナンスなどでこれまで培った技術も活かせます。
当社はこれからも、お客様にご満足いただけるサービスの提供。安定して仕事を確保し、社員の生活を豊かにする。その結果をもって社会への貢献を目指していきます。